医学部学士編入を目指してみる…

薬学部在学中に編入を目指して日々努力したい…そんなブログ。

大阪大学受験

阪大について今回は話そうと思いますが、僕は阪大に落ちているので反面教師としてみて下さい。

ちなみに開示し忘れたのですが、一次試験合格二次試験不合格です。

 

それでは振り返っていきましょう。受験年は2020年令和3年度の募集です。

 

まず宿ですが僕は茨木のホテルクレスト茨木に泊まりました。

快適で駅にも近かったので予約しました。会場へはバスで行きました。

今年から英語が無くなるのでそんなに朝は早くないですが、僕の時は朝が早かったのでなるべく近くに取ることをオススメします。

バスは茨木駅から阪大医学部前まで乗って下さい。

 

そして一次試験ですが物理→化学→英語→生命科学の順だった気がします。

まず物理ですが僕の年はマセマでやったような問題が出ましたが、電磁気学は逐一誘導があってかつマセマと異なった難しかったです。

そのため一番最初の問題で全て誘導して、あとはそれを書いていくという荒技に出ました。

化学もそこまで難しいわけではありませんでしたが、有機化学の構造決定でアルケンの水素添加をtrans付加と答えてミスってしまいました。

これが無ければもっと点が高かったでしょう。

英語は特に対策していなかったのですが、おおよそ解け何が言いたいのかわかりました。来年から英語が無くなるのでよかったですね。

生命科学は問題毎に難易度のばらつきがすごく、僕の年は病気のマウスの原因遺伝子をノックアウトしても変化が見られなかった。どう確認するか、みたいな問いがあり苦戦しました。阪大の生命科学は論述が多いので、大変で疲れます。

 

以上を踏まえ、各科目の対策を書くと

物理→マセマ力学・電磁気学・熱力学

阪大レベルだと難しい問題が出そうだと思うかもしれませんが、実際はそんなことありません。コツは「マセマの問題と解法を丸ごと暗記」です。これで対処できます。僕は優秀な人みたいに一つの理解で全てできるわけではないので、逆にこれが近道だと感じました。

化学→演習で学ぶ熱化学、有機化学演習、単位が取れる量子力学量子化学

化学も物理と同様で、丸暗記です。

 

物理・化学は科目に互換性があり、必ずしも物理としての学習内容が物理で出るわけではありません。また、阪大では理系科目の素養も試されている気がしました。それは、次元に気を配ることや微積分計算をやり切ることだと考えられます。この素養はマセマで培って下さい。

 

英語→TOEIC対策

生命科学→KALSの要項集、KALSの実戦テキスト・ワークブック、ヴォート基礎生化学、エッセンシャル細胞生物学、数研出版の高校生物の教科書

です。特にヴォート基礎生化学、エッセンシャル細胞生物学で正しい理解を行うこと、これが案外大事です。例えば糖代謝であれば分解物質の構造も理解しておくことが重要になります。そしてKALSの実戦テキスト・ワークブックで論述方法と素早くアウトプットする訓練を行うことを意識して下さい。KALSの要項集は編入試験の全体像を掴むために行って下さい。つまり、KALSの要項集→ヴォート基礎生化学、エッセンシャル細胞生物学、数研出版の高校生物の教科書→KALSの実戦テキスト・ワークブックという順番を指針にして行ってみて下さい。しかしいずれ並行して行うことになると思います。

また、目標と手段を逆転させてはいけません。要項集は編入試験の全体像を掴むという目標の元に行っています。ヴォート基礎生化学、エッセンシャル細胞生物学は手段であり、目標は正しい理解をすることです。

 

当日の手応えは微妙でしたが10日ほどで合格が分かります。

二次試験は小論文と面接です。

 

小論文は医系小論文(再頻出論点)、小論文これだけ!を行ってとにかく型を身につけることです。小論文はまた、知識も重要だと考えられるので最新のニュースやネットサーフィンをしてとにかく調べまくって下さい。

面接も同様です。一貫性を持って、知識を持っていけば大丈夫だと思っています。2グループに分かれ、それぞれ3名ずつの先生がいらっしゃいます。

 

ちなみに僕は面接で阪大で臨床と研究どちらも研鑽を積みたいと言ったら、研究のことをかなり深く聞かれ、「どうやって治そうと思っているの?」と聞かれ返答に窮してしまったため、そこがキーとなり落ちたのではないかと思っています。そんなこと今聞かなくてもよくないか、それを知るために医学部行くんだわと思ってました。

小論文は前々からやっている人を除き、急に始めた人は上記のような参考書を行って守りに入るのが良いかなと思っています。

また面接のポイントは、とにかく調べ上げることに尽きます。調べ上げて何がきても万全の対策を施すこと、一貫性を持たせることがキーではないかと思います。

そして何より、小論文と面接のリスクを減らすために筆記で高得点を取ることが重要です。医学部編入は本当に運だと自大学の同期をみて思いますが、運に依存しない筆記試験で点を稼ぐべきだと思います。

まぁ阪大には落ちてしまいましたが、反省は

化学の構造決定、生命科学の論述(かなり難)、面接だと思っています。

 

詳しいことはDM下さい。